会長挨拶

 2020年新型コロナウイルス感染症の影響で臨地実習の変更を余儀なくされ、新しい時代の看護学教育に向けて1歩を踏み出しました。ICTの活用により、学習プロセスをも可視化できるようになり、AIを活用した教育の実践や、教育へのARやVRの活用など、教育の変化はめざましいものがあります。
新たな教育方法を取り入れる挑戦、新たな課題に取り組む学習者の挑戦、そして挑戦から生まれた可能性を看護学の未来に向けて社会に発信していくことなど、学習者もそして学習を支援する皆さんも日々挑戦を続けておられると思います。そこで、第3回の学術集会は、「看護シミュレーション教育の挑戦」というテーマのもと、看護シミュレーション教育の可能性について参加者の皆様と語り合える学術集会にできるように準備を進めています。
コロナ禍への対応を越えて、新しい時代の看護学教育をつくり出していくためには、教育にかかわる皆様が教育成果を蓄積し、議論することが重要です。多くの皆様に教育実践の成果、研究の成果を発表していただき、有意義な意見交換ができるような企画を検討しています。皆様のご参加をお待ちしております。

第3回 学術集会 大会長
高知県立大学看護学部
大川 宣容